大腿骨頚部骨折して歩けるまでの工程表
2020年6月21日夜中に転んで左大腿骨頸部を骨折しました。
大腿骨の根本が割れて固定するためにプレートと5本ボルトが入っています。
6月23日に手術をしました。
その時感じたのは「退院までの工程表があれば安心できるのに」と思いました。そこで、今回経験した工程について書いてみました。
あくまで自分が経験したことなので参考になれば幸いです。
6月24日(手術翌日)
医者から4週間の無荷重と説明をうけました。
無荷重とは左足をまったく使わないということです。基本的にベッドだけで移動は車椅子となります。
手術翌日からリハビリが始まります。
尿を取る管をブラブラさせながら、平行棒に立つことから始めます。
リハビリの後尿管カテーテルを取りました。
小水は座りしょんべんです。
これが一番慣れなく最後までテッシュが必要でした。
そのままだと垂れるのです
6月26日
リハビリは平行棒の歩行から松葉杖に移ります。
まず、松葉杖の使い方、立ち方から始まり、リハビリ室を歩き回るのが日課となります。
松葉杖で転ばないように前後左右の動きの練習の繰り返しです。
7月6日(14日目)
整形病棟(4階)から包括支援センター(6階)に移動。
整形外科での治療が終わったとの事で、リハビリ中心の病棟に移動しました。その日からリハビリの他に筋肉マッサージが追加されました。
大体午前マッサージ午後からリハビリでしたが特に決まっていませんでした。
自信があれば車椅子なしで松葉杖だけでいいといわれました。
初めての風呂。
ふつうは風呂は週1回でしたがタイミングが悪かったので14日後になりました。
人生で一番気持ちが良かったお風呂です。
薬の管理
看護婦さんが最終確認しますが、眠剤以外の薬は自分で管理することになりました。
7月20日(術後4週間)
三分の一荷重 2週間の開始
三分の一荷重とは左足に体重の⅓の体重までが掛けられることです。
体重計で⅓の体重を体で覚えるようにしていきます。
足がつけるようになったので移動を車椅子から松葉杖に変えました。
転ぶと怖いので足に荷重が掛けられるまでトイレの移動等は車椅子を使用していました。やっと立ちしょんになりました。
リハビリ室の高さや角度が違う階段での練習が主になりました。
マッサージは体重計の上に左足を上げてたって粘土をこねるのが追加されました。
8月3日(術後6週間)
2分の一荷重 2週間の開始
½荷重になって自分がもう直ぐ歩けるという実感が湧いてきました。
退院まで主に松葉杖による病院の階段の練習しました。
1階から2階それから3階と少しづつ増やしていきました。
8月9日退院(49日)
お盆前なのでこの日に退院にしてもらいました。
早い人は無荷重が終わって4週間で退院する人もいるそうです。
友人は全荷重になるまで入院していました。
退院は基本的には本人と病院との話し合いとなります。
入院中、救急で来た隣のベットは
父親だけで母親がいない20歳代の子で、工事作業中に
腕の骨幹部の骨折手術、2日目で退院させられていました。
病院では刺青は嫌がるみたいです。隣で聞いていても理不尽に聞こえました。
病院ではボイスレコーダーが必要と思いました。
病院との関係
入院中出来るだけ良好な関係でありましょう。
8月14日(8週間)
三分の二荷重 2週間の開始
8月14日レントゲンと外来で先生から少し早いですが⅔荷重の許可がでました。
リハビリで松葉杖1本の使い方教えてもらいました。
28日外来 レントゲン+外来+リハビリ
全荷重 の開始
9月2日(術後10週間)外来 MRI+外来+リハビリ
杖に許可が出ました。
9月いっぱい家では杖を使い、外出の時は松葉杖を使いました。
リハビリは杖無しの歩き方が中心になります。
階段の昇り降りや真っ直ぐ歩くことなどです。
9月4日 11日 15日 18日 25日
10月2日 9日 16日 23日 30日
11月9日 リハビリに行った日
11月20日 MRI2+外来+リハビリ卒業
危ないかなと思う時は杖を使い、それ以外は無しにしました。
まだ正座が難しいです。
2月1日
階段でも違和感なく歩けるようになりました。
正座が楽にできるようになりました。
最後に
入院してすぐに何年か前に大腿骨骨折した友人と話すことができました。
その時退院までの工程を聞けたのが本当に助かったことを覚えています。
入院中は本当に何でもないことに焦ります。
骨折が治ればより治るまでのことに不安がありました。
自分の工程表を公開することで
大腿骨骨折した人の少しでも慰めになればと思い書きました。
深刻になっても心配しても骨は治りません。
病院でいかに楽しく過ごすかが重要なんです。
そんなに心配することなんて何にも無いですよ。